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【青函トンネル開業35周年】北海道新幹線で青森に帰ってみた【鉄道の日】

観光に出かける

こんにちは!!北海道産青森県民のMitchionです!!

大学の春休みの期間は帰省をしていて北海道で過ごしていましたが、北海道から青森に帰るには様々な手段があります。

主なものですと飛行機、フェリー、そして今回取り上げる新幹線。

今回は10月14日が「鉄道の日」、そして今年は青函トンネル開業35周年ということで北海道新幹線に乗ってレビューしていきたいと思います!!

それでは私の記事にお付き合いください!!

この記事を書いた人
Mitchion

青森への憧れが強すぎた札幌生まれ札幌育ちの大学生
県外出身ならではの目線で青森の魅力を発信していきます!!

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始まりは港町函館

今回の旅のスタート地点は異国情緒あふれる港町、函館です。

旅のスタートは函館から かつては北海道の交通の拠点はここだった

国内旅行にとどまらず外国人観光客も多く訪れることは改めて言うまでもない、日本が誇る観光都市です。

そんな街から我が青森へと帰るわけですが、実は函館駅から新幹線に乗れるわけではありません。

北海道新幹線は最終的に札幌までの到達を目指しているため、札幌延伸を見据えたコース取りをしています。

そうした都合で函館から新幹線に乗るためには函館駅から5駅先で北斗市に位置する「新函館北斗駅」に向かう必要があります。

ただ、函館駅からは新幹線の時間に合わせてはこだてライナーというアクセス列車が走っているのでまずは北海道のラベンダーをモチーフにした紫帯の「はこだてライナー」に乗り込みましょう!!

函館と新函館北斗を結ぶ「はこだてライナー」 この顔に安心感を覚えるのは俺が札幌出身だからだろうか

いざ新幹線へ

函館から約20分、快調な走りを見せた「はこだてライナー」に揺られ、新函館北斗に到着しました。

ここから北海道新幹線の「はやぶさ号」に乗り換えます!!いよいよ本日の主役のお出ましです!!

北海道新幹線ではJR東日本所属のE5系とJR北海道所属のH5系の二種類の車両が走っています。

外観はどちらも似ていますが、E5系は先代の東北新幹線の車両から引き継いだピンクの帯、H5系ははこだてライナーと同様に北海道のラベンダーをイメージさせる紫の帯をまとっています。

JR北海道初の新幹線車両H5系 彩香パープルの帯が映える
H5系のシンボルマーク 北海道とハヤブサを掛け合わせたデザインが秀逸

どちらも新函館北斗から新青森までの北海道新幹線、そしてそれより先東京まで続く東北新幹線を駆け抜けます。

今回ホームで出発を待っていたのはJR東日本のE5系でした!!

JR東日本のE5系 鮮やかな常盤グリーンと空気抵抗を極限まで減らすためのロングノーズがカッコいい

車体の側面には”TOHOKU JAPAN”が存在感を放ちます。

車体にTOHOKU JAPANの文字 東北は魅力いっぱいだ!

こちらは旅東北のロゴですが、このロゴは東北地方を走る東北新幹線、秋田新幹線、山形新幹線の車両にラッピングされています。

旅東北 - 東北の観光・旅行情報サイト
一般社団法人東北観光推進機構がお届けする公式観光ガイド。青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・新潟を含んだ東北地域には多くの人を魅了するスポットがたくさんあります。エリアガイド、モデルコース、観光スポット、イベント、旅の予約、交通アクセスなど...

個人的にこのロゴがカッコよくて好きなんですが、これを見ると北海道を離れる寂しさと青森を含む東北地方に「帰る」時が来たかという高揚感をともに感じます。

では車内に乗り込みます!!疲れを感じさせない座席は普通席でも狭さを感じることはなく、落ち着いた雰囲気のインテリアデザインにこだわりを感じます。

北海道新幹線の座席 ホールド感と可動式の枕が旅の質を格段に上げてくれる
車内の様子 広さと落ち着いた色の照明が優しい

そしてしばらくしてドアが閉まり、重力を感じさせない滑らかで上品な加速とともに列車は新函館北斗を飛び出しました。

さらば北海道、ついに海をくぐり抜ける149㎞の旅の始まりです!!

GO into THE ZONE539!!

圧倒的なスピード感で北海道の景色が流れていきます。

遠くに望むは函館山 スピード感は強烈で、すぐに山が遠のいていく

つい先ほどまで見えていた函館山もいつの間にか見えなくなり、新函館北斗を出て次の駅の木古内駅を一瞬で通過していきます。

そこからは日本でも数少ない新幹線と在来線が共用する区間に入ります。

青函トンネルを含め、この区間は鉄道で北海道と本州をつなぐ唯一の路線ですので貨物列車も通ります。

その影響で速度は落としてしまいますが、それでも160㎞と在来線時代よりも速いスピードで青函トンネルへ向かっていきます!!

青函トンネルに入った 他のトンネルよりもゴゴゴゴゴというトンネル特有の音が大きいような気がする

車内放送で青函トンネルについての説明がなされてすぐに青函トンネルに突入しました!!

青函トンネルは全長53.85㎞の長さを誇る世界最大規模の海底トンネルで荒波の津軽海峡の真下を潜り抜けます。

かつてはその長さから「ゾーン539」という愛称もつけられていました。

1988年に開通して以降、走るホテルと呼ばれた「北斗星」号、「カシオペア」号、「トワイライトエクスプレス」号をはじめとする寝台特急、定期運行のものとしては最後の急行列車だった「はまなす」号、その名の通り渡り鳥の如く走り抜けた特急「はつかり」号、「スーパー白鳥」号など歴代の名列車たちが北海道を目指すべくこの海底トンネルを走り抜けました。

青函トンネルに飛び込む一番列車だった特急「はつかり」号(写真提供 荒谷守様)
走るホテルの筆頭として脚光を浴びた寝台特急「北斗星」号(写真提供 荒谷守様)
開業当時は青函連絡の主力だった快速「海峡」号(写真提供 荒谷守様)
青函連絡のエースだった特急「スーパー白鳥」号(写真提供 荒谷守様)
日本最後の定期夜行急行列車として走った「はまなす」号(写真提供 荒谷守様)

そして時代は在来線から新幹線へ、今も「優等列車街道」として青函トンネルは日本の交通を支え続けています。

青函トンネルの存在が初めて構想されたのは1923年のこと、阿部覚治が「大函館論」に記述したことから始まります。

それから100年の月日を越えて文明の最先端を行く新幹線が走り抜けているって考えるだけでロマンを感じますよね?

その歴史の深さを感じながら列車は吉岡定点を通過していきます。

吉岡定点を示す看板(写真提供 荒谷守様)
青函トンネル内にて現在地点から吉岡定点と竜飛定点の距離を表わす表示(写真提供 荒谷守様)

青函トンネルにはトンネル内での非常時やトンネル維持に必要な機器設備のために2か所定点と呼ばれる場所が設置されています。

北海道側が吉岡定点、青森県側が竜飛定点と呼ばれ、この両定点の間がおおよその海底区間です。

ちなみに青森側の竜飛定点は青函トンネル記念館につながってたりします(ここは今後記事にする予定です!お楽しみに!!)

列車は津軽海峡の真下、最深部に向けて下り坂を軽快に走っていきます。

しばらくして最深部を越え上り坂が始まると列車のモーター音が大きくなります。

青函トンネルの内部 50キロ以上照明が延々と続いていく光景には不思議な魅力がある(撮影は2016年 現在はこのアングルで景色を見ることはできなくなっています)

海の向こう側の光に向けて上を見上げる青函トンネルの後半戦です。

さらに進むと竜飛定点を通過、いよいよ海底部分を抜けて出口が近づいてきました。

竜飛定点の通過から約5分で列車はついに青函トンネルを脱出し青森に上陸しました!!

ただいま青森!!

青函トンネルを出てすぐにやってくる本州最北の新幹線駅が奥津軽いまべつ駅です。

青森県に位置しながらJR北海道の駅である当駅(ここも今後記事にします!)を通過し、貨物列車との共用区間を抜けると一気に加速していきます。

そこからさらにおよそ15分経って、ついに新青森駅に到着しました。

約1時間、あっという間に新青森に到着

ただいま青森!!!ついに帰ってきたぞ!!!!

そんな久しぶりに青森に帰ってきた私を迎え入れてくれたのは「ねぶた囃子」の発車メロディでした。

近代的なデザインの新幹線駅に響くねぶた囃子の音に押されて列車はさらに先にあるゴール、首都東京を目指し颯爽と旅立っていきました。

東京に向けて新青森駅を出発する「はやぶさ」号

最後に

船では約3時間半ほどかかる津軽海峡越えですが、北海道新幹線に乗ると新函館北斗と新青森の間の所要時間は最速達便でなんと57分!!

これは大きな時間の節約につながりますし、乗っていて非常に乗り心地が良かったので疲れも溜まりにくいと思います。

青函連絡の選択肢を大きく広げてくれる北海道新幹線です。

さらに弘前市と函館市が連携して行う観光キャンペーン「ひろはこ」がこの冬も行われるそうですので、北海道新幹線を使って弘前にも函館にも来てほしい限りです!!

弘前・函館×雪ミク 冬の観光キャンペーン
詳細はこちらから☆

というわけで今回の記事はここまでです!!

今回の記事作成にあたりまして、北海道で鉄道写真を撮られている荒谷守様に多くの貴重なお写真を提供していただきました!心から感謝です!!ありがとうございます!!

読者の皆様も読んでいただきありがとうございました!!

余談 青函トンネルとドラえもん

ちょっと最後におまけパートということで余談にもお付き合いください!!

かつて青函トンネルは人気テレビアニメ「ドラえもん」とコラボしていた時期がありました。

コラボ期間は1998年から2006年の8年にわたり、2002年までは快速「海峡」号にドラえもんのラッピングが施されていたそうです。

正面に大きくドラえもんが描かれた快速「海峡」号の機関車(写真提供 荒谷守様)
機関車の側面にもドラえもんがあしらわれていた(写真提供 荒谷守様)

それ以降は快速「海峡」が廃止になったため、「ドラえもん海底列車」として完全特別仕様の列車が走っていたそうですよ!

完全コラボ仕様に改造された「ドラえもん海底列車」(写真提供 荒谷守様)

さらに、吉岡海底駅には「ドラえもん海底ワールド」と呼ばれるアミューズメントスペースもあり、子供たちを中心に人気を博していたようです!!

というわけで今回の記事は正真正銘ここまでです!!最後までお付き合いありがとうございました!!

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