こんにちは、Ino_Kです!5月中旬から下旬にかけて、大鰐町にある茶臼山公園ではつつじの花が咲き誇り、毎年観光客で賑わいます。そして、大鰐といえばやっぱり温泉!気温が上がり、汗をかいたときは温泉でスッキリしていくのもオススメです。そこで、弘前市内から弘南鉄道大鰐線を利用して大鰐のプチ旅行に行ってきました!
今回使ったもの
さっパス
今回のプチ旅行では、弘南鉄道で販売されている「さっパス」という企画乗車券を利用しました。さっパスは、弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅~大鰐駅の往復乗車券と、大鰐駅の目の前にある温泉複合施設「鰐come」の入浴券・200円分のお買い物券がセットになったきっぷで、すべて合わせる通常1580円になるところ、1000円で販売されています!お買い物券は鰐comeの貸しタオルで使うことができます。(今回は取り上げませんが大鰐町内の整体利用時に使える延長券も付属しています)
自転車
弘南鉄道大鰐線ではサイクルトレインを利用することができます。サイクルトレインとは、自転車を電車の中に積込み一緒に移動できるサービスです。自転車を畳んだり分解したりせずそのまま持ち込むことができます!大鰐線の場合平日はおよそ9時30分~15時の間に線内を発着する列車で使用が可能で、土日祝日は始発から終電までいつでも利用可能です。筆者が利用した2022年5月18日は平日なので帰りは利用時間外でした。そのため折り畳み自転車で利用して、帰りは折り畳み輪行とする扱いで移動をしました。
ちなみに、写真に写る緑色の自転車はDAHON Curve D7と呼ばれるもので、弘前市内でほかに乗っている人を見たことがありません。市内でこれに乗っている人を見かけたら多分私です。
14:20 中央弘前駅

今回はさっパスを購入するため、中央弘前駅から旅を始めます。中央弘前駅は大鰐線開業当時からあるレトロな駅舎が特徴の駅です。駅舎内も昭和レトロあふれる雰囲気を持っています。また広告として使われていた電飾看板を利用して、ねぷた絵の展示が行われています。電車の待ち時間を利用してじっくりと眺めていくのもおすすめです。
14:30 出発

いよいよ大鰐に向けて出発!大鰐線には「りんご畑鉄道」という愛称があり、その名の通り沿線にはりんご畑が多くあり、春はりんごの花、秋は赤く実るりんごを楽しむことができます。この日はそんなりんご畑をイメージした電車に乗ることができました。車内には沿線の保育園・幼稚園の園児が作ったりんごのペーパークラフトが飾られていました。ちなみに大鰐線の電車には冷房がありません。そのため、暑い日は窓を開けて涼をとりましょう。
15:05 大鰐駅に到着→茶臼山公園へ

およそ35分で大鰐駅に到着しました。大鰐駅からつつじが咲いている茶臼山公園までは自転車で移動しました。大鰐駅にはJR側の南口と、弘南鉄道側の北口がありますが、自転車を使用した際は北口からしか出られないので注意が必要です。
左手に「おおわに写真スタジオ」という建物がある交差点を左折して、平川に架かる青い橋を渡ります。橋を渡ると右に「若松会館」があります。若松会館は温泉の多い津軽地方でも破格の200円で温泉に入ることができるのですが、今回はスルーします。後日記事にするのでお待ちください。さて、茶臼山公園に向かうにはここのT字路を右折します。そこで待ち構えていたのは……
15:20 茶臼山公園到着!山頂へ
中駐車場に自転車を止めて茶臼山公園に入ります。茶臼山公園は大鰐の市街地南部にある公園で、園内には40数種・1万5千本ものつつじが植えられています。私が行った5月中旬ごろはちょうどつつじの花が見ごろで、見事に咲き誇っていました。
ここからは遊歩道「俳句の小径」を登っていきます。俳句の碑がならぶ遊歩道の脇にも色とりどりのつつじの花が!軽い山登りをしながらゆっくりと楽しむことができました。

俳句の小径を登りきったところには広場があり、そこからは大鰐町を一望することができます。晴れた日には岩木山も!この日は五月晴れでクッキリと岩木山を観ることができました。
15:35 山頂到着!→16:30 下山・移動

いよいよ茶臼山の山頂に到着!ここには「茶臼館展望台」という施設があります。最近リニューアルされたようでとてもきれいな展望台でした。大鰐町の解説や風景をみることができます。展望台のすぐそばの山頂広場は開放感があるので、ここで軽くストレッチするのもオススメです!
さて、中駐車場から自転車に乗り、移動しましょう!急な坂なので気を付けて下ります。そして上るときも通った若松会館の前の交差点を左折、橋を渡り今度はJRの大鰐温泉駅方面へ向かうため直進します。

大鰐温泉駅名物(?)鰐の像です。最近青森県民おーるすたーずピックアップツール(仮)を制作していて気づいたのですが、この鰐のキャラ「あじゃりん」って言うんですね……。(どうやら大鰐温泉スキー場の方にも色違いのあじゃりんがいるそうなのですが、写真がないのでスキー大好きな石澤君に後でお願いしておきます^^)
16:40 鰐come
さて、今日のもう一つのお目当て「鰐come」へ向かいます。大鰐温泉駅からすぐ(駅前に立つ看板曰く約123歩)にある温泉施設です。今日使用しているさっパスにはここの入浴券とお買い物券がセットになっています。
中に入るとまずあるのは大鰐近辺で採れた野菜やお土産を販売する「メルカート」です。広い店内には先ほどさらっと触れた「大鰐温泉もやし」や、青森の地鶏「青森シャモロック」の加工品など様々な商品が並んでいます。大鰐のお土産はここで入手できます。
メルカートに並ぶお土産をさらっとみて、奥の通路を進むとお目当ての温泉「鰐の湯」に行くことができます。靴を脱いで施設内に入ると、開放的な休憩スペースが!時間がなくいけませんでしたが、カフェも併設されているので入浴後に楽しむこともできると思います。受付でさっパスを提示してタオルと引き換え、いざ温泉へ!
泉質 | ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 (低張性弱アルカリ性高温泉) |
源泉温度 | 約72.2℃ |
泉質別適応症 | きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症 |
この日男湯だった「うぐいす」に入浴。内湯は高温(約43℃)・中温・薬湯の3種類の浴槽があり、中温にはジャグジーがありました。また、青森の温泉にはおなじみサウナと水風呂もあるのですが、公式サイトによると「アルパインサウナ(低温サウナ)」を採用していて、東北初なんだそうです。さらに露天風呂もあり広い浴槽でゆったりと日々の疲れを(私的には茶臼山公園登山の疲れも)癒すことができます。
露天風呂に石像があるのですが、明らかに恐竜だったような……?(うぐいすの湯に入るときにチェックしてみてください)
17:20 大鰐駅へ→17:30 帰還

夕方になり、ちょうど電車が出る時間だったので弘前に戻ります。平日の夕方はサイクルトレインを利用できないため、自転車を畳み輪行袋に入れて移動します。この日は夕方も晴れていたので、途中奥羽本線を跨ぐ橋からは夕日と岩木山のきれいな写真が撮れました。
ミニ旅を終えて

実は私は毎年この時期に茶臼山公園に行きつつじを見に行っていたのですが、今年は「大鰐温泉つつじまつり」の開催がなく、また平日に訪れたため茶臼山公園は人がまばらでした。しかしその分ゆっくりとつつじの花を観賞することができました。また、今週末(5/21,22)はちょうどつつじの花が満開となるはずなのでぜひ茶臼山公園に足を運んでみてはいかがでしょうか?
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